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| 株式会社 元庄屋 |
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――1955年(昭和30年)創業ということですが、当初はどういう会社だったのですか? 奥田純次代表取締役: ボイラー専門店です。「灯油ボイラーの元庄屋」といえば、この兵庫県の北部・但馬地方では、誰もが知っている会社でした。家庭用のボイラーを1年間に1千台売るという優秀な営業をやっていましたから。ところが、灯油ボイラーがだんだん売れなくなってきまして、そこに関西電力の方がみえまして、「これからはオール電化の時代ですよ!」と言われましてね。 ――その厳しいアドバイスを聞いて、どう思われたのですか? 與田: 時代がオール電化に変わりつつあるんだと。これはオール電化をやらなくてはいけないなと即座に判断しました。 奥様:環境にやさしい商品ということで、これから将来性のある商品だと感じました。「国が奨励する良い商品だから、うちでも売りましょう」と。当社でエコキュートを手がけるようになって、6年くらいになります。 ――お客さまに、オール電化の良さをどのように説明していますか? 奥様: 電気代が安いことと、安全性ですね。お使いの灯油ボイラーが故障した時、お客さまは必ず「(買い替えを灯油ボイラーにするか、オール電化にするか)考えます…」とおっしゃいます。その迷っておられるときに、「これからはオール電化しかございませんよ!」とおすすめするのです。 豊岡は商業の町で、古い木造の家も多いですからね。火で危ない思いをされたことのある方は、「次はオール電化にしたい」とみなさんおっしゃいます。 與田: オール電化は90%のお客さまに喜んでいただいている。光熱費が安くなる、ということが一番。光熱費が安くなって浮いた分で、設備代に回してもらえばいいわけですしね。 ――雪の多い土地柄ですから、暖房への出費も気になりますよね。 奥様: 1年の半分は暖房を必要とする地域ですからね。オール電化を採用していただいたお客さまには、蓄熱暖房機をお勧めしています。蓄熱式ですから、電気代の安い深夜に蓄熱レンガに熱をため、自然放熱やファンにより部屋を暖めるという仕組みです。暖房に蓄熱機器を採用していただくことで、光熱費をさらに抑えることが可能です。 ――オール電化の分野で、ボイラーの老舗としての経験が生きる部分とは? 奥様: 技術力と、顧客の多さですね。設置だけでなく、機器の卸業務もやっていましたから、総数では2万件にもなります。 與田: 利益を多く生む営業活動は苦手なほうですが、技術力でお客さまに納得していただくことは得意です。 どんな家庭にお伺いしても、どうやって熱が発生してお湯が沸くかという仕組みの説明からさせていただきます。妻がお客さまに説明をしている間に、私は家の中の構造を把握して、お風呂や台所の位置を見取り図に書き、使い勝手を提案するという方法でやってきました。 ――副社長である奥様と、二人三脚で歩んでこられた会社なのですね。 奥様: そうです。 與田: 私は半人前、妻も半人前。2人揃ってはじめて1人前なのです。 ――社長が信念とされていることとは? 與田: 私は大正の人間ですから、働くことが好きなのです。働くということは、全身全能を打ち込んで何かをやるということ。自分の力の限界に達するところまで、精一杯の力を出してやるのが仕事であると。そういう信念を持ってやりなさいと、社員にはいつも言っております。 |
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