――店頭の大きな電気温水器が目立っていますね。
水口社長: 「電気温水器が得意です!」という意味を込めて、私が作りました。電気温水器の工事には、水道と電気の両方の工事技術が必要で、うちはその両方ができます。全部自社工事でできるというのが、何よりの強みですね。外部の業者を使っていない分、工事費用も安くできますし。
それと、セールスエンジニアの形をとっているのも特徴。営業と技術者が別々だった場合、打ち合わせで説明したことと実際の工事の時の段取りとのギャップが生まれるんです。セールスエンジニアなら、打ち合わせのときに、工事の時はどこに穴を空けるとか、どこに機械を置くとかまで細かく正確に説明できますから。
――オール電化の設置工事はどのような段取りで進められますか?
水口: まず1日、準備工事といって温水器を置くコンクリートの土台を作り、電気を引き込む工事をしておきます。コンクリートが乾いて、温水器の重さに耐えられるようになるまで1週間かかりますから、1週間以上あけてから本工事を組みます。本工事は、朝8時半からやって昼過ぎに終わり。電機温水器の場合は、お湯が出るまでに6・7時間かかるので、お客様が入りたいと思う時間にお風呂に入れるよう逆算して工事をします。
――工事が早い!これなら、夕飯にも間に合いますね。
水口: 工事が早いのは、電気と水道の両方が自社で一度にできるから。ほかの業者が入ると、水道屋がやり終わってから、電気工事が動くとか、噛み合わせがうまくいかないけれど、うちは息の合った3人で全部やりますから、時間の無駄がなくて早いんです。家を工事をするってことは、壁に穴を空けたり、音がしたり、お客様になにかと気を使わせるから、なるべく早く解放してあげることも思いやりだと思うんです。だから、事前に準備できるものは全部準備して持って行き、現地でダラダラと作業しないというのがうちのモットー。「あそこはきちんとした工事を手早くしてくれた」そう思ってもらえれば、お客様が自然と評判を広めてくれますから。
私が工事の時にまず考えるのが、ここは何をしてあげたら喜ぶかということ。ついでだから、ここにコンセントの差込口を取ってあげるとか、お風呂の鎖が切れてたら換えといてあげるとか、そういうことが“心の商売”だと思っています。困ってるのを見たら、放っておけない性格なんですね(笑)。お風呂の鎖が切れてるということは、冷たい水に手を突っ込んで栓をぬいてるんだと想像しただけで、気の毒でね。そういうことが大事なんだと、そういうことの積み重ねなんだと、若いスタッフにも教えています。 |